5月11日(土)。暑いくらいの晴天。マイ祭の会場、自由学園明日館は威風堂々としていました。
ノルウェー夢ネットチーム(大久保陽子さん、住川智江子さん、田邉英利子さん、青木と夫)は早めに会場入りをして、教室「タリアセン」へ向かい、私たちのプログラムの前に総会を行う日本ノルウェー協会と一緒にPCの動作チェックを行ったり、教室の後ろの棚に参考文献、販売本や配布セットを並べました。プレゼンパートナーのTonjeさんはお連れ合い(生徒さん)と来てくれました。Så nydelig bunad!「とてもきれいなブーナッド!」
やれることが済んで庭に出ると、やはり美しいブーナッドに身を包んだノルウェー大使Kristin Iglumさんと参事官Oddbjørn Lundeさんに会い、ご挨拶をしました。大使は献本した『テーマで学ぶノルウェー語』を気に入って下さり、「日本語の勉強になる」と嬉しいコメントを下さいました。

Iglum大使とLunde参事官
庭から入り口を見ると入場を待つ人の列が見えました。え??幻視じゃないよね??お客さんが来ている!そしてマイ祭スタッフさんたちの手によりノルウェー国旗がどんどんと飾られていきます。

ノルウェー国旗♡
夢ネットのプログラム開始まで間があったので、講堂へ日本グリーグ協会コンサートを聴きに行きました。想定以上のお客さんが座っていました。ノルウェー語の生徒さんでソプラノ歌手、馬淵元子さんの演奏を拝聴したかったのですが、私たちの準備があるので泣く泣く会場を後にします。なるせるなさんのハーダンゲルフェーレの演奏が含まれた日本ノルウェー協会の総会が終わり、会場セッティングを開始。皆さん、手際よくレイアウト変更や販促物を並べます。動きながら、教室にお客さんが少ないことに気付きました。「あ~~~、やっぱりお客さんは5人くらい??」と半泣き状態。いつの間にかREMA1000のロゴ入りサッカーユニフォームに着替えたねんねんさんが教室外で呼び込みを開始しました!

REMA1000、知ってます?
教室外の譜面台に置かれたノルウェー夢ネットミニZINEとオリジナルカードを巧みに配りながら、絶妙な呼び込みを展開。足を止め、教室へ入ってくれる人が増えました! Herregud!「オーマイガッ!」 11時に陽子さんの「ノルウェー旅~初夏のトロムソ周遊と白夜マラソン」がスタート。満席になり、立ち見のお客さんまで出るほどでした。田邉さんは本格的なカメラで場内撮影を行います。チームノルウェー夢ネットの底力をまざまざと実感、そして感謝。肝心のプレゼンですが・・・まさかの白夜マラソンで年代別の優勝をしてしまう陽子さん!会場も盛り上がります。美しかったり、ユニークな写真が惜しげもなく披露されました。

陽子さんの旅トーク
入退場自由なのでドアは開放。狭い廊下からは通り過ぎる人々の声がよく聞こえてきます。この雑多な雰囲気は・・・そう、高校の文化祭のよう!まさか55歳にして再び高校の文化祭の雰囲気を味わえるとは。マイ祭は脳の活性化にも貢献してくれましたー。
20分のプレゼンが終わり、私とTonjeさんにバトンタッチです!1回目のプレゼンは「ノルウェー語にトライ!~ノルウェー語ってどんな言葉?~」というお題です。当初はノルウェーの公用語が2つできてしまった言語史を話すつもりでしたが、「どんな言葉?」に答えるべく”Pronomen“「代名詞」、”Verb”「動詞」、”Setningsstruktur「語順」”Kjønn i substantiv“「名詞の性」など基本的な文法紹介に変更しました。気づけば会場内は予想以上の人、人。Tonjeさんにノルウェー語の発音をしてもらい、ノルウェー語の「さわり」をわかりやすくプレゼンしました。冒頭に「ノルウェー語って言葉があるんですよ」と念押し、会場は失笑。こんなに多くの人にノルウェー語について聞いてもらえるなんて・・・内心、喜びが沸き上がりました!

1回目の「ノルウェー語にトライ!」
20分のプレゼンは瞬く間に終わります。会場には生徒さん、元生徒さん、友達や知人がいましたが、とても久しぶりに会う方がいました。94年に都内語学学校でノルウェー語を学び始めた際のクラスメートだった方です!この方だけに限らず、普段は遠距離で会えない方やご無沙汰していた様々な方と再会することが叶いました。と同時に新たな出会いにも恵まれます。マイ祭、すごい!と出会いに感動しつつ、『テーマで学ぶノルウェー語』をお買い上げくださった方にスタンプ入りサインを書き入れます。

夢ネットスタンプ+サイン風景
会場のボランティアには東海大学北欧学科の学生さんたちが含まれていました。一人の学生の方は「『ノルウェー語のしくみ』を読んで、東海大学で学ぶことを決めました」と信じられないようなストーリーを語ってくれました。Kan du tro på det? 「信じられる?」

物販&配布物コーナー
持ってきた3冊は完売、ポストカードやミニZINEも残りわずか・・・あと2回もプレゼンはあります。嬉しい誤算ですが困りました!Hva skal jeg gjøre da?「で、どうする?」
「お昼くらいには帰るね」と言っていた夫。「ごめん、本とカードを家まで取って来てくれる?」と文字通り懇願しました。我が家は文京区・・・徒歩圏では全くありません。しかーし「ノルウェー伝道師」を妻にした宿命を彼は(呪いながらも)受け入れ、自由学園を後にして、一路、自宅へ向かいます!まさかの「走れメロス」が待っているとは・・・マイ祭、恐るべし!
(この項つづく)
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