左足首を痛めて早めに就寝、4時頃、目が覚めました。足の痛みは治まっておらず、ベッドで横になりながらスマホでノルウェーのサイトを検索し、病院へ行った方がいいと悟ります。
幸い、日本で海外旅行者傷害保険に入っていました。保険手帳を見て、ヨーロッパ事務所に電話しました。日本語での応対でしたが「ノルウェーには提携病院がありません」と無情な宣告・・・マイナー旅行先あるあるです。ベッドで痛みをこらえながらフロントに電話し、事情を話して「近くの病院を教えて」と依頼したのですが、「legevaktに行って」と素っ気ない返事。Legevaktとは、緊急医療センターですが、外国人向けノルウェー語テキストにも度々登場し、すごーく長時間待たされるか刷り込まれていました。Legevaktには行きたくない!と瞬時に判断、「他の病院を教えて」とお願いしました。「ネットで検索したら?例えばDropin Doctorとか」どろっぷいんどくたー??

おいしい朝食も気がそぞろ・・・
早速、検索したところ、幾つかヒットしました。予約しようと操作したら「国民番号入力」画面にぶちあたります・・・実は、むかーし留学した際に国民番号を貰ったのですが、控えておらず断念。開院時間を待って電話したところ、「113に電話してください」と自動音声が流れました。113はノルウェーの救急車の番号です。敵、手強し!仕方なく、片足を引きずりながらレセプションへ直談判へ。足が激痛で耐えられません!とアピール、ネットや電話でクリニックの予約が取れなかった顛末を話したら、「近所にDropin doctorがあるよ」とあっけない答えが返ってきました。付き添いの夫とともにDropin doctorへゆっくり向かいました。やや緊張してドアを開けたところ・・・

受付には人がいるとは限らないとノルウェーで学んだ
・・・受付には人がいませんでした。2つの診察室はドアが閉まっています。入り口近くにタブレットがあり「ははん、ここで予約するのね」と操作しようとしたのですが、何を押してもうんともすんとも無反応!めっちゃ、焦って、足の痛みが増していく感覚がありました。狭い待合室内をよく観察すると、QRコードが貼ってあり、スマホで読み取ってみると・・・ようやく予約できました~~!!

全然反応しないタブレット
約40分待って、診察室が開きます。「これはforstuelse?=捻挫、それともbeinbrudd?=骨折」と医師に尋ねると、足首を触りながら「歩ける?」と聞かれ「歩ける」と答えると、「じゃあ折れてない」と即答。もちろんレントゲン設備はありません。「これからノルウェーのあちこち旅行するんですけど大丈夫ですか?」と不安いっぱいで尋ねたのですが、「大丈夫」と確信に満ちた答え。テーピングだけしてもらい、鎮痛剤は薬局で買うように指示されました。「どうしようもなく痛くなったら、医師に診てもらって」と言われたのですが、え?あなたもドクターですよね?と内心ツッコミました。「あなた、ノルウェー語が上手ね」と褒められて、1万円近くを払って診察室を後にしました(受付がいないので、医師が会計処理をするシステム)。

Dropin doctor
オスロではあそこへ行こう、ここへ行こうと楽しみにしていたのですが、ともかく足首の痛みがひどくて近くの薬局で鎮痛剤を買うのがやっとこ。「夫、申し訳ない~~、私、バカ~~」とホテルのベッドで自己嫌悪でいっぱいです。外はもったいないくらいの晴天でした。
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