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ノルウェー発大人気YAグラフィックノベル!(Part 1)

好きなものを語るのは難しいですが、一目惚れした思い入れのある一冊があります。
ヘタなりにご紹介したいと思います!

本のデータ

原題:Ti kniver i hjertet  仮題『神さまに誓って』         
(英題“Cross my heart and hope to die”)
作者:Nora Dåsnes(ノーラ・ドスネス)
本書紹介サイト
Cross My Heart and Never Lie – Oslo Literary Agency(英語)
出版年:2020年  250ページ オールカラー
翻訳:18言語 
内訳:英語(米、英)、フランス語、ドイツ語、スペイン語、北欧諸語、韓国語、ウクライナ語など
受賞歴:ノルウェー文化省「最優秀漫画賞」、Stonewell Book AwardsYA部門(アメリカの優れたLGBTQIA+の本に贈られる)
対象年齢:9歳以上

表紙

表紙

タイトルの意味を補足説明しましょう。”ti kniver i hjertet“は直訳すると「心臓に10本のナイフ」になります。これは決まったフレーズで、正式には”Kors på halsen, ti kniver i hjertet“「首に十字、心臓に10本のナイフ」という意味になります。Hans先生に聞いたところ、子どもがよく大げさに使う表現で、「神さまに誓って」という意味になるそうです。

作者について

作者のNora Dåsnesは、1995年、オスロ出身。ロンドンの大学でイラストレーション・アニメーションを学び、本作がデビュー作。グラフックノベル作家として、『不在着信』(“Ubesvart antrop“)で2022年、北欧で最も権威ある「北欧理事会文学賞」(子ども・YA部門)を受賞。なお『神さまに誓って』の続編『森を守れ!』(”La skogen leve!“、2022年)、さらに最新作『イエスと言って』(”Bare si ja“、2025年)を刊行。
私は本作からすっかりファンになったのですが、2023年、NORLA(ノルウェー文学海外普及協会)とともに来日!その際、サインを頂きました♡
Instagramはこちらから。

Nora Dåsnes

コロナ中でマスク姿のNora Dåsnes

あらすじ

主人公トゥーヴァは12歳の少女、新学期から小学7年生になる。友達のようなパパと2人暮らし。物語はトゥーヴァの日記スタイルで進行する。親友のバオやリネーアと学校近くの森でよく遊んでいるが、リネーアにボーイフレンドができ、仲良し3人組のバランスが崩れ始める。「わたしには恋人ができるだろうか?」と焦るトゥーヴァ。

3人が所属するブラスバンドにマリアムという少女が入会してきた。トゥーヴァはマリアムと少し会話を交わしただけで「ソウルメイトかも?」と胸の高まりを感じた。後日、ブラスバンドの帰り道、トゥーヴァはマリアムに声をかけ、ともに音楽を聴いて帰宅した。トゥーヴァの心の中で、マリアムの存在感がどんどん大きくなっていく。

「わたしは恋している?テスト」を試したところ全項目が該当。さらにネットで同性愛について調べて、同性愛者でつらいこと、前向きなことを日記に記す。翌日、トゥーヴァは耐えきれなくなって「マリアムに恋をしている」とバオに告白。バオはトゥーヴァまでリネーアのように恋愛にうつつを抜かすことに怒るが、女の子を好きになったことには反応せず、受け入れてくれた。バオには他言をしないように釘を刺す。

クラスの中はリネーアたちのおしゃれグループと、トゥーヴァやバオたちのイケていないグループの対立が大きくなっていく。トゥーヴァは戸惑いを覚えるが、リネーアからお泊りのバースデーパーティの招待がクラス女子に送られてきた。トゥーヴァにとっては憧れのパーティで、リネーアから彼女の友達と一緒にパーティ用のショッピングに誘われた。トゥーヴァはリネーアたちに勧められ下着や化粧品を購入。大人っぽくなりたいトゥーヴァだが、どこか自分を偽っているような感覚に陥る。

待ちに待ったリネーア宅の誕生日パーティ。トゥーヴァは嫌がるバオを説得して一緒に参加する。トゥーヴァはマリアムとダンスで盛り上がった。夜が更けて、リネーアは「真実か挑戦か」ゲームをしようと呼びかける。トゥーヴァは「ショッピングで買ったブラジャーを見せて」と挑戦を受けた。ショッピングのことを知らなかったバオは「裏切者」と憤り、他の女の子に耳打ちをした。

その女の子は「この部屋に好きな人はいる?」とトゥーヴァに尋ねた。「この部屋には女の子しかいないよね?」「え、もしかしてレズビアン?」と部屋がざわめく。トゥーヴァは否定するが、「一体だれ?」「レズビアン?」「言って!」と追及は止まらない。追い詰められたトゥーヴァは怒鳴って家を飛び出した。夜中に帰宅したトゥーヴァに父は驚くが、優しくハグして迎え入れた。

学校は秋休みになり、トゥーヴァは自宅で無気力に過ごしていた。パパはすでに何が起きていたのか知っていた。トゥーヴァはクラスには子どもっぽいグループと大人っぽいグループがあり、恋人を持つためには子どもグループを脱却したかった、でもリネーアたちのグループにも馴染めず「自分はその真ん中だった」と振り返る。「トゥーヴァが好きになった子はどっちのグループ?」とパパは尋ね、「彼女はどのグループでもない。マリアムはマリアム。とてもクール」と答えた。

休み明けの学校、トゥーヴァは行きたくない。学校ではみんなが目を合わせようとせず、「世界で一番長い日」と落ち込むトゥーヴァ。リネーアとバオに謝罪のメッセージを送るが、返事は来ない。トゥーヴァは休み時間、女子トイレにこもっていた。パパはトゥーヴァのためにLGBTQなどをテーマにした曲で構成されたプレイリストを作り、トゥーヴァはトイレで曲を聴いているその時。

モノローグ

世界で一番長い日

マリアムから「ビリー・アイリッシュのMVが配信された!一緒に見よう」とメッセージが届いた。そしてトゥーヴァは・・・

あらすじが短くまとめられず、Part2へ続きますので、お待ちください!

プレゼン

プレゼン中のNora

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