「買い物難民」「医療難民」などある行為に対する困難さを表す言葉があります。ノルウェーは「現金難民」がどんどん進んでいる!と行くたびに感じますね~。
日本では小規模な店舗で「カード利用不可」を掲げているところがありますが、ノルウェーでは「Vi tar ikke imot kontant」=「現金は受け付けません」の方が多いです。
・・・と頭ではわかっているのですが、旅行前には「もしかしたらか現金が必要な時があるかも?」とノルウェークローネを換金し、お財布に入れて旅立ったのでした~。
お店のレジで観察していると、たとえガム一個でも現金で払っている人はほぼ皆無・・・私くらいじゃない?と感じちゃいます。店員さんも心なしか現金の取り扱いに慣れていない感があります。「え?現金で払うの?」みたいな心の声が聞えました~。
今回、現金をついに断られましたね~。とあるカフェのカウンターで現金で払おうとしたら、Nei「無理」と言われちゃいました。そういう時に限って、手持ちのクレジッドカードが機械に読み取ってもらえず、しかもこちらは一人の時で途方にくれちゃいます。飲み物を手にしちゃったので、仕方ないから現金を置いてきました・・・。他にもカードしか受け付けない切符の自動販売機もあるので、ノルウェーに「カードを持たずに旅行」はもはや無謀としか言えませんね。ノルウェーはチップ文化でもないから、小銭すら必要ではなかったのでした。
オスロの飲食店でワーホリ中の生徒さんに聞いたら「現金で払うのは観光客くらいって感じです」とのこと。
カード払いも進んでいますが、スマホをかざして買い物をしている人も目立ちました。
私も手持ちの現金がなくなり、カードを使う機会がどんどん増えていきます。あっという間に「カードの方が便利!」という感覚になりますね・・・慣れって怖いです。
なので帰国して再び「現金を使う」生活に戻った当初は「面倒~」と感じちゃってました(とはいえ、日本もカードの利用率は増えていますね~)。
以前も書いたかもしれませんが、実はノルウェーの小規模店の中には「仕方なく」カード払いを導入しているところもあるそうです。新聞記事で読みました。日本より低いとはいえカード会社への手数料が発生しますから、その負担も大変なのでしょう。でもこれだけ「現金を持たない」ことが当たり前のノルウェー社会では、カード不可ではやっていけないですね。
ただノルウェーでも現金が必要な場面は残っています。
道端に座っているロマ人の物乞いたちは、現金をくださいとアピールしています。また街角に立っている募金活動の人たち。こういう行為に対しても「カードOK」になったらすごいなぁと思いますね。
次回のノルウェー旅行では、さらに変化があるのか・・・楽しみです!
そういえば「トラベラーズチェック」=reisesjekkerって、どこに行ったんでしょうね、お母さん・・・。
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