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ノルウェー人との特別レッスン開講しました!

なぜノルウェー人を前にすると、ノルウェー語が出てこなくなってしまうのか?
この傾向は、自分の過去の体験でもあるし、ノルウェー語レッスン受講者の皆さんにもよくあります。「ノルウェー人とノルウェー語が話したい」という希望は皆さんにある。しかーし、ノルウェー人を目の前にしても、え?どうして簡単な挨拶でもノルウェー語で話そうとしないの?と横で見ていて「もったいなーい」と感じたことがよくあります。
ではどうすればいいのか?今年になってから少しずつ考え始めました。ノルウェー人をゲスト講師にした特別レッスンをやってみようと思いつきます。月に1回くらいのペースで受講者の皆さんに募集をかける。考えながら、生徒さんたちにヒアリングしてみました。どんな講座がいいですか?と。
「テーマが決まっている方がいいです。いきなりフリートークは無理なので」という声が多数。確かに~。では初回のテーマは「挨拶、自己紹介」をベースにちょっと膨らませようと思いました。

何を話している?

さて、肝心のノルウェー人講師ですが・・・たまにテレビ局や制作会社の依頼で「在京の日本語が話せるノルウェー人を紹介してほしい」というものがありますが、そんなに数はいませーん!(だって人口530万人の国)
とはいえ長年ノルウェーに関わっているので、Elise(エリーセ)というとても感じの良いノルウェー人女性と知り合うことができ「日本でノルウェー語を使う機会があるなんて」と喜んで協力してくれることになりました。

クラスは皆さんになるべくたくさん話してほしいので5名に絞り、4/28(土)に開講しました!
構成としては・・・
1)Hilsning「挨拶」
2)Presentasjon「自己紹介」
3)Ofte stilte spørsmål og svar「よくされる質問と答え」
4)Gi bedre inntrykk「印象をよくする」
にしました。
緊張気味の生徒さんたち。まず挨拶では、私とEliseで実演してみます。それからEliseが一人ずつとHei!で始まる挨拶をしていきました。挨拶では「笑顔が大事」ですが、ご自分のノルウェー語にウケて笑っている人多数・・・。結果オーライです!

Eliseと挨拶の練習!

自己紹介では、一人ずつお願いしたのですが、他にEliseに「必ず加えた方がいいポイント」や単語の使い分けなども確認しました。語学書を書いた時も感じたのですが、ノルウェーだと「会社員です」みたいな漠然とした言い方はあまり聞かない・・・ではどう表現すれば自然に聞こえるのかをEliseに教えてもらって、私も改めて勉強になりましたね~。

初対面の相手とのちょっとしたおしゃべりは、実はノルウェー人の多くも得意ではないかもしれません。「天気の話が大好きなノルウェー人」と自虐することがよくあります。
ただ会話を続けるためには、Q&Aを続けるのが普通ですよね。以前も書いたかもしれませんが、ノルウェー人から聞かれる質問は、大体決まっています。なので「想定問答」よろしく答えを用意すれば、ちょっとしたおしゃべりは続きま~す。なのでEliseから皆さんに質問をして、答える練習をしました。私自身も昔はここからスタートした、と感慨深いです。最初の「質問タイム」がクリアできれば、自信につながりますよ。

最後に「印象を良くする心得」も取り上げました(まるでモテ講座?)。会話相手との視線やアイコンタクト、握手とハグの使い分け、さらに「私はあなたに関心があります」アピールをするためにはどうすればいいのか。Eliseが丁寧に解説してくれました~。要は相槌を入れることが大事なのですが、イントネーションの使い分けなども肝なのだなぁと納得(ノルウェー語の相槌については、ここをご参照ください)。

ふらっと現れたとらちゃん

90分は本当にあっという間でした~。Eliseは「ノルウェー語は難しいですけど、みなさん、とても上手です。自信を持ってくださいね」と、心のこもったコメントをくれました。参加してくださった受講者の方々とElise、Tusen takk!
2回目の特別レッスンは、オスロ大で犯罪学を専攻していたMariaがゲスト講師をしてくれます。5/30(水)夜に「ノルウェー語を使ってワッフルを焼く&食べる」をテーマに考えています。本当はもっと本格的な料理がいいのかもしれませんが・・・まずはノルウェーワッフルから始めましょう。受講者の皆さんには、メールでご案内しますね。

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