Gratulerer med dagen!
ということで、17.maiはノルウェーのナショナルデーです。正確には”Grunnlovsdag”「憲法記念日」。デンマークから独立したノルウェーが1814年、自主憲法を制定した日でした(とはいえ独立は1905年です)。
広尾のノルウェー大使館では、毎年、ナショナルデーをお祝いしていることは知っていました。ノルウェー人とその家族が集まっているのですが、私はノルウェー人でもないし、ノルウェー人の家族もいないので参加できなかったのです。ですが今年、実行委員のご厚意で「文化レポーター」(失笑)として潜入に成功! ということで綴っちゃいましょうー。
5/13(日)にノルウェー大使館で開催されたのですが、門のところにたっくさんのノルウェー人とその家族、子どもたちが目につきます。日本にどれくらいのノルウェー人が住んでいるのか分かりませんが、いるんですね、こんなに。
Typisk norsk「ノルウェー人あるある」と思ったのは、入口の登録で早くももたついているところ。みんなおしゃべりに夢中で、全然、列が進みません・・・生徒さんにお会いしたり、久しぶりに会うノルウェー人の知人などがいて早くもテンションUP!Bunad「民族衣装」を着ているノルウェー人も目立ち、ますます嬉しくなります。
大使公邸で、実行委員長のアネッテさんが開会の挨拶。またノルウェー大使も日本で最後のナショナルデーのお祝いということで、挨拶をされました。そういえば進行は全部ノルウェー語でしたねー。ノルウェー国歌”Ja,vi elsker dette landet”「この国を愛す」をみんなで歌ったのですが、感動的でした♪
それからは飲んだり、ホットドックやワッフルを食べながら歓談タイム。知らない人がかなりいました・・・。普段、どこで生活しているの?と不思議です。何人かのノルウェー人と挨拶したのですが「たまたま来日中組」が6人くらいはいたでしょうか?なんかウケました~。
話しているとLodd=宝くじという単語が聞こえてきます。ん???見ると、1枚200円のLoddを何枚も買っているノルウェー人が・・・たくさんの商品が当たると聞き私も買いましたー。
途中、ピアノ&音楽タイムをはさみ、それからKaker=ケーキという単語が耳に入りました!公邸の中の扉が開くと、たくさんの美味しそうなケーキが並んでいます。お祝いの席に欠かせないKransekaker=クランセケーキやチョコレートケーキ、さらに17.maiケーキが・・・!今ドキだなーと思ったのは、まずは写真を撮ろうとしている人が多いこと。私も撮りますー。
ボランティアで焼いてくれた人がいたのだと思いますが(私はワッフルのもとだけ持参)、感謝感謝でーす♪
たくさんのケーキを頬張りながら、子どもたちの多さに改めて気づきます。ノルウェーのナショナルデーも「子どものための日」という意味合いがあり、Barnetoget「子どもの行進」があります。さすがノルウェー人男性は赤ちゃんの世話も慣れているな~と感心。
それからLoddtrekningくじの発表がスタートします!
親が大量に買ったloddを床に並べて鎮座する子どもたち。アネッテが当たりくじを読み上げて、当たった人や子どもは喜び商品(Stokke社の椅子までありました!)を受け取ります。楽しかったのですが・・・くじの枚数が多すぎて・・・最後は疲れました~。またTypisk norskと感じたのは、土砂降りの雨の中、東屋の中でまったりしているノルウェー人たちもいて苦笑・・・この「てんでバラバラ」なところに既視感を覚えました。記憶をたどると・・・ノルウェーでの17.maiのお祝いです! 私は3回、見学しているのですが、何に感動したかと言うと「子どもたちの行進のバラバラさ加減」だったのです。
学校別にbarnetog「子どもの行進」をするのですが、列は揃ってないし、そもそも合わせようって気がない・・・自由なんですよね~。自分が子どもだった時は朝礼や運動会で、行列や行進の練習を散々したので、「生まれと育ちの違い」をまざまざと感じたのです。
長時間のLodd大会を終えて、本当であれば広尾界隈の行進だったのですが、雨のため断念。代わりにオーロラホールで行進がスタートします!大使たちが太鼓を叩きながら、行進。私も加わりました~。
N・O・R・G・E!やHurra!と叫びながらの行進は楽しかったです♪ サッカーボールを蹴っている子どももいたり、やっぱり自由でしたね。
最後はアネッテが閉会の挨拶。素晴らしい進行と尽力に満場から拍手が沸き上がります。Tusen takk!
ちょこっとだけ後片付けの手伝いをして、文化レポーターとしての初参加を満喫しました。
日本に住む日本人で「ノルウェー」という国について日々思いを馳せている珍種。これからもノルウェー伝道師として邁進しまーす。
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