ノルウェーへのファーストコンタクトは、北ノルウェーのトロムソでした。1992年、当時では珍しかったオーロラツアーでかの地を訪れて、ノルウェーやノルウェー人に興味を持ったのです。10月12日、北ノルウェーが拠点のノルウェー・アークティック・フィルハーモニー管弦楽団がコンサートをすると知り、おお!とチケットを買いました。
その後、同じ日にノルウェー大使館にて北ノルウェーから来日する諸団体がセミナーを行うと連絡があり「10月12日は北ノルウェー祭り?」と、その日を楽しみにしていました。
ノルウェー大使館のオーロラホールには、たくさんの北ノルウェー人と日本人が!!
まず日本人とノルウェー人のバイオリンとチェロの演奏でセミナーをスタート。日本人バイオリニストのお顔と名前に憶えがあり・・・何年か前にトロムソからスカイプレッスンを受講して下さっていた川見優子さんだ!と気づき、素晴らしい演奏に場内は喝采。今夜のオーケストラでもしかしたら川見さんが演奏をするのね、とようやく合点しました。
セミナーは全て通訳なしの英語で行われました。Nord-Norsk Kunstmuseum北ノルウェー美術館、水産会社Leroy Japan代表、Universitetet i Tromsøトロムソ大学のプレゼンが続きます。特にトロムソ大学は、ご近所の東洋大学と学術協定を結んだとノルウェー大使館のSNSで知ったので俄然、興味がわきました。
コーヒーブレイクをはさみ、The Norwegian Polar Institute、Sparebank1 Nord-Norge(銀行です)、ノルウェー水産物審査会、Mackビール、Visit Norwayのプレゼンが続きました。
ノルウェーのシーフードがすっかり日本の食卓におなじみになったこと、極北のスヴァールバル諸島では気候温暖化のせいで北極グマが痩せてしまったこと、Mackビールは新しい会社なのかと思いきや1877年にできた歴史あるビールだということ、日本からノルウェーへの旅行者はシルバー世代が主流であることなどなど、短時間でたくさんの学びがありました!
プレゼンでは壮大なオーロラの写真が多く使用されていましたが、1992年のオーロラツアーのことを思い出しました。あの頃は、トロムソの地元紙に「もの好きな日本人が大金を払ってわざわざオーロラなんかを見に来ている」と記事にされたくらいなんですよ。でも今やオーロラ観光は、北ノルウェーの大きな産業になりました。
セミナー終了後、プールがのぞめる庭(?)で、Mackビールとシーフードが私たちを待っています。季節外れの暑さのもと、おいしいMackビール(グリーンティーテイストをチョイス)やシーフードを飲んで食べつつ、ノルウェー人にも話しかけました。
トロムソ大学の先生に「東洋大学の近所に住んでいます」と言ったらそれだけで喜ばれました。ノルウェー人留学生が来てくれるといいですね!大学の先生の一団に見覚えのある顔が・・・元生徒さんのノルウェー人夫がにこにこしています。トロンハイムの大学の教授だったのですが、現在はトロムソ大学に移ったとのこと。ロフォーテン諸島に住んでいると聞き「行きたーい」と言うと「来て来て!」と気軽に答える陽気な北ノルウェー人。そうなんです、北ノルウェーの人はお客さん大好きの社交家が多いんです。
作家のEndre Lund Eriksenさんともお話しできました。アニメーション化もされた人気作品Dunderlyのプロダクションの人たちと来日されたとのこと。
私が西ノルウェーのヴォルダカレッジに留学したと言ったらば、同僚でもう一人のEndreさんが「ぼくも!」と言うのでおお!と盛り上がります。小っちゃい国ですよね・・・。1時間くらいでレセプションは終わり、本日のメインイベントであるノルウェー・アークティック・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴くために上野の文化会館へ移動しました。
ホールに入ると、アクセサリーやガラス、陶器など北ノルウェーで活動しているアーティストたちが作品の展示を行っていました。サーメ人アーティストは気さくに「この民族衣装は4色持っている」と教えてくれました。やはり誰でもそうですが、ノルウェー語で話しかけると驚かれて喜ばれますね(5秒話せば上手と言われちゃいます)。ムンクの作品展示などもありノルウェー色に染まったホールです。
コンサートが19時に開始しました。席には日本人とたくさんのノルウェー人応援団(?)。スウェーデン大使館の方にもお会いしました。グリーグ協会の田邉さんにお聞きしたら、スウェーデン人の著名な指揮者クリスチャン・リンドバーグとピアニストのペーター・ヤブロンスキーがコンサートの目玉であるようです。演目は、オーレ・オルセンの「アースガイズの騎行」、ラッセ・トールセンの「触れられざるものへの讃美歌」グリーグの「ピアノ協奏曲イ短調」、チャイコフスキーの「交響曲5番ホ短調」でした。ステージ背景にオーロラや北ノルウェーの風景が大きく映し出される斬新な演出もありました。たくさんの拍手に包まれ、アンコールが続きます。
このアンコールが大盛り上がりでした!喝采に気を良くしたように見える楽団員の皆さん。指揮者のリンドバーグが指揮台でトロンボーンを演奏しはじめて、さらに盛り上がります。
長かったアンコールが終りましたが、コンサートマスターの川見さんにどうしてもご挨拶をしたくて、ノルウェー人楽団員に「Yukoはどこ?」と聞きながらついに楽屋まで行っちゃいました。ようやく川見さんにお礼を伝え、記念撮影。ツアーが成功するように祈る気持ちです。
さてこの大きなイベントやコンサートには、たくさんの方がご尽力されたと思います。貴重な機会にTusen Takk!
日本とノルウェーに関わる人と「ノルウェーを盛り上げたい」とよく話になりますが、なにはともあれ資本が大事ですよね。潤沢なノルウェーの文化援助にもため息がでる思いでした。余韻に浸りながら、帰りの地下鉄に乗り込むと・・・外国人とおぼしき集団が大声で会話しています。「あ~~、今日はノルウェー語をたくさん聞いたからノルウェー語に聞こえる」と思ったのですが、toget「電車」がばっちり耳に入り「ノルウェー語!」と確信して、一番近くの男性に”Er du fra Norge?”「ノルウェーから来たの?」と尋ねると”Ja”という答えが。10人くらいのポロシャツばかりの男性たちが、珍種の動物を見るようにこちらへ視線を向けます。てっきり北ノルウェー軍団かと思いきや、スタヴァンゲルから来たとのこと。頭の中に??が渦巻き始めましたが、ノルウェー人たちは私を見て笑いはじめました。先ほど会った作家のEndreさんから頂いた絵本を手にしていたからです。タイトルが”Førstemann som pissa på månen”「月に初めてオシッコをした男」。指さされて笑われて、スマホで写真を撮られました・・・ノルウェーで気ままに写真を撮ってますが、逆はキツイですね~。
ただもう次の駅で降りなければいけなかったので、Ha det!とお別れ。彼らもフシギだったと思います。
東京でノルウェーを満喫した1日でした♪
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LIΚE WHΑT DADDY, TELL US, TELL US.? Both boys jumped upp
and down desiгous to know the bеst waay to mаk
God happy.