“Hei!” “Hei!”
無事にHans先生と会うことができ、拙宅に向かいます。道すがら、父の状況を話しました。Hans先生はオンラインでノルウェー語を教えて下さっているのですが、よく私が介護の愚痴をこぼしているので(ノルウェー語です!)、事情はわかってくれました。
ノルウェー人との遭遇に狂喜乱舞の夫。Skål!「カンパーイ!」と言い合いながら、Hans先生に質問攻めです。夫はノルウェー語ができないので、日本語メイン、たまにノルウェー語で会話は続きました。
今回、Hans先生はノルウェーから団体ツアーを引率するツアーガイドとして来日しました。マスクは案外平気だったこと、ほとんどのお客さんたちが満足したこと、立ち寄った場所を説明してくれました。「どんなお料理が人気でしたか?」と尋ねると「焼肉とラーメン」と答えが返ってきて苦笑。日本人と変わりませんねー。「しっかりした味の方が好まれるけど、辛いのはダメ」これも私の経験則と一致です。
夫が「日本での留学を終えてすぐに帰国したのですか?」と質問して、改めてHans先生のライフストーリーを聞くことができました。
日系旅行会社に就職したこと、そこを辞めて全く日本とは関係ない仕事をしていたこと、そして現在は日本とつながりのある仕事をしながら介護施設でも働いているとのこと。
日本でノルウェーに関わる仕事をするのも大変ですが、ノルウェーで日本に関わる仕事をすることも容易ではありません。Hans先生の道のりも決して平坦ではなかったのだなぁとしみじみ。
私がノルウェーやノルウェー語にこだわり続けたのと同じように、Hans先生も日本へのこだわりが捨てられなかったのでしょう。マイノリティー同士愛を感じます。
さて。にぎやかに談笑しながらも頭の片隅には「父」がありました。姉から連絡があり、何とか入院できたと聞き安堵。ああ、焦ってHans先生の来訪をキャンセルしなくて本当に良かったです。
約30年ぶりに再会を果たしたHans先生。ノルウェー語をきっかけに出会い、途中、糸は切れてしまいましたが、またこうして糸がつながった偶然に感謝の気持ちでいっぱいでした。Hans先生と話しながら、最初にノルウェー語を習い始めたころから今に至るまでの時間–長いような短いような–がこうした「幸せな偶然の出会い」の連続だったことに気付きました。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。「明日、ノルウェーに帰ります」とHans先生。「ノルウェーに来たら必ず会いましょう」と約束します。
Hans先生が帰られた後、「ノルウェー語があんなに話せると思わなかった」と夫の感想。あははと乾いた笑い。そりゃね、これだけ長ーい時間やってればねー。
Vi ses!「また会いましょう!」と挨拶しながら、ノルウェーか日本での再会を願いました。
いつもノルウェー夢ネットさんのノルウェーのニュースや
ブログの記事などしばしば読ませていただいております。
ありがとうございます!
ノルウェー語に興味があるけど、留学せずにいざノルウェー勉強を日本でするのはとても大変でしかも生活があるから働きながら勉強するのはほぼ無理に違いないと思います.。この間、僕も以前日本語学校でお世話になった先生と13年ぶりに再会を果たしました。本当に嬉しかったです.またよろしくお願いします。