2020年から定期的にノルウェー語レッスンを受講して下さっているHさん。「先生、岐阜に遊びに来て下さいよ」と度々、誘ってくださります。あたかも岐阜はご近所のように聞こえますが、全く足を踏み入れたことがないエリアです。でもこれは言霊なのでしょうか。10月に夫が休みが取れるのでどこか旅行にでもと話が持ち上がり、さて行き先は・・・そうだ、岐阜に行こう!と思いつきました。
待ちに待った10月12日。久しぶりの東海道新幹線に乗車、岐阜羽島駅で下車、無事にHさんと落ち合いました。「超!ノルウェー語入門」を受講して下さった時はまだ対面レッスンでしたが、以降はオンライン授業となり、直接お会いするのは、Så lenge siden sist!とても久しぶりです!お嬢さんのTさんが運転する車に乗り込み、揖斐川町にあるHさんのご自宅を訪問しました。内心「リアル家庭訪問だわー」とテンションUP。畑と庭、そして広いご自宅。「いつもレッスンを受けている部屋はどこですか?」と尋ねると、広い家の中のこじんまりとした一室に案内されました。
「先生の本があります」と拙訳の『うちってやっぱりなんかへん?』『わたしの糸』が並んでいるノルウェーコーナーがありました。Hさんの受講動機は、ノルウェーの超人気ミステリー作家Jo Nesbø(ヨー・ネスボ)のファンということで、Nesbøのノルウェー語の本も並んでいます。
「ああ、ここでレッスンを受けて下さっているんだ」ととても感慨深い気持ちになりました。コロナ以降のオンラインレッスン開講に伴い、Hさんのように東京圏以外の受講者の方が増えました。ありがたいことです。
「ではお昼にしましょう」と車で移動。池田町へ移り、山道を上がっていきます。「桜坂」と看板がかかったお店に入りました。店内に入ると、大きな窓一面に広がる眺望に圧倒されました!その眺望をあますことなく楽しむため、席は窓を臨むカウンター席のみ。贅沢な空間です。
次々と出されるお料理は・・・Sååååå deilig!「とってもおいしかった!」夫も私も感動しましたー。岐阜名物といえば飛騨牛。2泊3日の岐阜ツアーで毎日、飛騨牛を食べていましたが、桜坂でいただいた飛騨牛が一番おいしかったです。近所にこんな名店があるなんて、岐阜、おそるべしーーー。しかもご馳走になってしまい恐縮しております。Tusen takk for nydelig mat!「素晴らしいお料理、ご馳走さまでした!」
美味しいお料理と楽しいおしゃべりを満喫しました。聞いたお話の中で興味深かったのは「喫茶店カルチャー」。地元の人々は農作業などを終えると喫茶店に集まって、世間話に花を咲かせるそうです。モーニングはトーストとコーヒーだけではなく、茶碗蒸しもサービスで付くんですよと聞いてビックリ!モーニングに茶碗蒸しですかー、岐阜、やっぱりおそるべしーーー。
あとHさんとTさんの方言の響きも興味深かったです。「関西と名古屋が混じっている」とのことですが、新鮮に感じました。
楽しい時間は早く過ぎていきます。車で長良川鉄道の駅まで送っていただき、Ha det!とお別れしました。
Hさんは「岐阜に遊びに来て下さい」と何度もおっしゃって下さり、それを実行して良かったと心から思いました。お金と時間が許せば、もっともっと「家庭訪問」を実行したいです♪
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