オスロは晴天続き。「あーーー、歩きたい!」と外出欲がムクムクしますが、足の痛みはさらに酷くなっています。行きたい場所はたくさんありましたが、絞らざるを得ません。「どうしても行きたい場所は?」「Bokhandelen!=本屋!」そうだ、オスロに来れば必ず訪れる本屋へ行くぞーーー!と向かった先は・・・・Norli Universitetsgataです。目抜き通りカール・ヨハン通り沿いにあるオスロ大学の脇の小道を入れば、桃源郷はありました~。ノルウェー最大の書店で1890年創業。

Norli
お目当ては2階の語学書コーナー。“Norsk som andre språk”=外国人のためのノルウェー語テキストに寄って「新しい本はないかな?」とチェックするのがルーティンです。ただ5年ぶりの来訪のせいでしょうか、テキストの種類がすごく増えていて驚きました!以前はオスロ大学の恩師Kirsti Mac Donald先生の独演場といった様相でしたが、知らない先生の著書が並んでいます。店内には椅子が用意されているので、座りながらテキストを吟味しました。ノルウェーで出版されているテキストはオールカラーがデフォルト。見ていて飽きませんが、「買おう!」とまで心が動くテキストがなかったので、絵本売り場へ向かいます。

ノルウェー語テキスト!
大好きなNorliなのですが、絵本売り場は見やすくないのが玉に瑕です。ご近所の書店Tronsmoへ行こうと向かったのですが・・・あれ?あんなに近かったはずなのに、よちよち歩きのせいか遠く感じるーーー(涙)。ようやくTronsmoに到着!こちらのブログからTronsmoの素晴らしさを紹介しています。絵本売り場をじっくり眺める眼福。『パパと怒り鬼』の作者Gro Dahleグロー・ダーレさんの初めて見る絵本”Dagen“「ザ・デイ」を見つけ、お買い上げ決定。

絵本売り場
ノルウェー唯一(?)の独立系書店の充実した棚を眺めながら、「そういえばLinnさん、お店にいるかな?」と思いつきました。ノルウェーの作家Linn Strømsborg(リン・ストロムスボルグ)さんのことです。Linnさんは作家をしながらTronsmoで働いていることをInstagramで知っていました。2018年にLinnさんと会ったことをこちらのブログで書いています。
近くにいた店員さんに「すみません、Linn Strømsborgさんはお店にいますか?」と尋ねました。「えっと・・・確か今日はお店にいると思う。ちょっと待ってて」と親切に教えてくれました。ドキドキしながら待っていると、Linnさんが昔と変わらぬルックスで現れました(ま、インスタで見ていたのですが・・・)。「何年か前にお会いしました」と軽く自己紹介をしたのですが、ありがたいことに覚えて下さって感激です!未読の”Faen Faen Faen”を買いたいとお願いすると、棚から見つけてくれました。ちなみに”Faen”って「クソッ」という罵り言葉です。快くサインや写真撮影に応じて下さり、足の痛みが一瞬、消えました~。

サインするLinnさん
足は痛めちゃったけど、ノルウェーに来て良かったとしみじみしながらお店を後にしました。

Faen Faen Faen
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