2000年にスタートしたノルウェー夢ネット。なんと25周年を迎えることができました!
10/5に「ノルウェー感謝祭」(#ノルカン)をユフラトーキョーにて開催をしました。スタッフはマイ祭と同じメンバーで、Yoko管理人こと大久保陽子さん、第一号の生徒さん田邉英利子さん、ねんねんさんこと住川智江子さんという少数精鋭(と自ら言う)。

お祝いの花+旅おみくじ+日本ノルウェー外交120周年記念バッジ
イベントは2部制で、1部は入場フリーで蚤の市・グルメ・ノルウェートーク、2部はお世話になっている関係者+有志の生徒さんによる懇親会でした。蚤の市で販売するものは、ねんねんさん、田邉さん、私がノルウェー旅行で買い付けたものや、他にも自前のノルウェー愛蔵品を出品。1部開場前の1時間半前にユフラ入りして、会場設営を行います。ノルウェー国旗でどんどん会場を埋め尽くす謎の秘密結社のような私たち。すると45分くらい前にすでにお客さんが外でお待ち・・・え?? さらに必死に設営を続けていると、外に行列ができ始めていることに気付きました。

会場設営!

こんな感じ
マイナーなノルウェー、さらにノルウェー夢ネットで人集まるの??と開始前から懐疑的だった私たちにとって嬉しい誤算です。ノルウェーのパンを搬入して下さった「母のベーカリー」さんが美味しそうなパンを並べて、いよいよ12時、扉を開けました。たくさんの方が入店され、瞬く前に商品が売れていきます! 私は外で並んでいる方にお詫びがてらご挨拶。生徒さんや元生徒さん、友達、知人、東海大北欧学科の皆さん、担当編集者さんなど並んで下さり、早くもありがたい気持ちでいっぱいです。広島や岐阜在住の元生徒さん、さらにノルウェーから一時帰国中の生徒さんもお越しくださいました。2部にご参加される方の何人かが1部にも来て下さって恐縮至極です。

予想外の行列!
13時からは「ノルウェーLOVE」というトークショーを開始。8月に旅行した南ノルウェーのKragerøやRisørの旅のプレゼンをしました!フィヨルドがある西やオーロラがある北に比べ、圧倒的に外国人観光客が行かない南ノルウェーですが、かの地の魅力を思う存分語りました。トークショーは1回の予定でしたが、お客様が入りきらず、2回トークショーをやりました。

トークショー「ノルウェーLOVE」
物販もすごぶる好調で、お目当ての物が買えなかった方々がいたようで申し訳なかったです。特にねんねんさんのZINE「ノルウェー旅行記2025 やっぱりノルウェーに行きます!」は完売でした。拙著はほとんど売れないだろうなぁと思っていましたが、お買い上げ下さった方やすでにお持ちの方からサインを求められて、望外の喜びでした!インスタをフォローしている”Nordic_velkommen“のメンバーの方とご挨拶でき、「ぜひ何か一緒にやりたいですね!」と言葉を交わしました。

ねんねんさんのZINE
さて14時に1部が終了し、2部用に会場セッティングを行います。厨房担当のねんねんさんは、箱から18段のKransekake=クランセカーケを慎重に出します。そしてノルウェーワッフル焼きに専心され、まるでユフラの厨房の人と化してました。

ワッフル職人になっているねんねんさん
14時半、2部のスタートです!私がヘラヘラと開会の辞、それとは真逆にYoko管理人がノルウェー在住(1999-2000年)のために読みこんだ本を丁寧に説明をするスピーチを行いました。ネット情報がほぼない時代、お互い苦労しましたよね~。乾杯Skål!を経て、ノルウェーワッフルやパン、Flatbrød(フラットブロー)、そしてユフラさん提供のコーヒーで歓談タイムに移りました。お越し下さっただけでありがたいのに、様々なプレゼントやカードを頂戴しました(1部の方からもです)。Tusen hjertelig takk!

ノルウェーリボンがお似合いの陽子さん
ご歓談が弾む中、田邉英利子さんと『ニューエクスプレスプラスノルウェー語』『「その他の外国文学」の翻訳者』『テーマで学ぶノルウェー語』を担当して下さった元白水社(現在は左右社)の西川恭兵さんに祝辞をいただきました。

受講の動機はグリーグ!の田邉さん
2007年、ノルウェー語レッスンを開講した際、最初にレッスンを申し込んで下さり、その後も長いお付き合いをさせていただきている田邉さん。辛い時、たくさん励まして下さり、愛情溢れる祝辞を披露して下さいました。西川さんは、ユーモアあふれるスピーチをして下さり、会場爆笑。確かに「ノルウェー夢ネットという職業が成り立つのか!」ってツッコミたくなりますよねー。

敏腕編集者の西川さん!
そして僭越ながら不肖・青木が「祝25周年 ノルウェー夢ネットを振り返って」というプレゼンを行いました。2000年「ノルウェー文化サロン」で大久保さんと出会い、ノルウェー夢ネットを立ち上げることができたこと、でも私生活が不幸続きでなかなかサイトが更新できなかった辛さ、離婚後、いろいろあったけれどもフリーランスの道を選び、フィンツアーさんのご協力を得て2006年から「ノルウェーについて学ぶサロン」を開始したこと、さらに自前でノルウェー語レッスンを立ち上げ、何とか今日まで継続できたこと・・・

25年間を振り返るプレゼン!
他にもフィンツアーさんとのコラボツアーやノルウェー大使館ご協力で開催できた「ノルウェー語にトライ!」、サイトの改訂プロセス、平澤朋子さん作のミニZINEリリースや5回目の超短期留学、再婚、コロナ中のオンラインレッスンへの全面移行、まさかの闇落ち(介護中のメンタル危機)、対面レッスン再開、「話す仕事」(森百合子さんの「北欧ぷちとりっぷ」に12回も登壇!)や出版物の紹介などなど・・・さながら「半生劇場)のように語り尽くしました!(『「その他の外国文学」の翻訳者』で丁寧なインタビュー記事が載っています)最後に「将来の夢」として以下を挙げました。
・ノルウェーネットワーク」を広げたい
・「ノルウェー語」や「ノルウェー」に興味を持つ人が増えるように活動を続けたい
・できるだけたくさんノルウェーへ旅行する!(骨折には懲りましたが)
・大久保陽子さんに見捨てられないようにする
今回、PPTを作りつつ、昔の写真や資料に触れ、忘れていた記憶が蘇りました。数えきれないくらい多くの皆さんに支えていただいたことに気付き、感謝の気持ちでいっぱいです!
そしてEric Gjovaag(エリック・ジョヴァーグ)さんによるHardingfele(ハーディングフェーレ)の演奏に移りました。会場内が一気にノルウェーの美しい景色を想起させました。ちなみにEricさんはノルウェー系アメリカ人の方で、現在は”Tokyo Spelemannslag”という演奏団体でご活躍中です。

Hardingfele演奏中のEricさん
あっという間にお開きの時間。簡単に閉会の辞を述べさせていただきました。皆さんへの感謝が溢れ出て、涙をこらえました。
お帰りの皆さんに少しばかりの記念品(平澤朋子さん作の記念ステッカーなど)をお渡しします。そこから再び怒涛の会場片づけ!4人+夫と共に重い荷物を担ぎながら、拙宅にて会計精算をしました。

いつも元気なAnette!
Yoko管理人は要所要所で指示を下し、田邉さんはあのカオス状態で会計をこなし、ねんねんさんは職人技で厨房やお手製のノルウェーグッズ製作など素晴らしいチームワークでした!夫はユフラと自宅を何度も往復したり、PCトラブルの対応をしてくれました(私が一番、使えなかった・・・)。さらにユフラトーキョーさんは、想定以上の人の出入りに嫌な顔をせず、たくさん助けていただきました!

美味しそうなパン、食べたかったです(涙)
反省点!1部では想定以上のお客様が来て下さり、個々のホスピタリティが不十分、売り切れになってしまった品物が多かったこと。また2部では、私が気が回らず、もっといろいろな人を互いに紹介して出会いの場にすべきでした。もし次に記念イベントが実現できればその点を活かしたいと思います。
さてノルウェー夢ネットは今後どうなるでしょう? とりあえず日々のノルウェー語レッスンや他の仕事を地味ーーーにこなしつつ、ノルウェー愛を布教したいと思います。皆さま、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします!

ねんねんさん作







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