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翻訳しにくいノルウェー語~イースター編~

いっぱいあります! (この項 了)
。。。で終わってはいけませんね。社会、価値観、文化や歴史、ライフスタイルなど異なるので「翻訳できなくて当たり前」くらいの気持ちでいいのかもしれません(余談ですが、何年か前に在ノルウェー40年くらいの日本人から「ようやく最近になってノルウェー人の考え方がわかってきました」とお聞きして「異文化理解ってすごく大変!」と驚嘆した記憶があります)。
今回は、Påskeポースケ=イースター時期に気づいた表現から取り上げてみますね。まずは一番よく聞く挨拶の・・・

God påske! 
「ハッピーイースター!」「楽しいイースターを!」などの訳語が思いつきますが、まだまだ「イースターって何?」の日本人だって多いはずです。
英語のGoodに相当するGod+~の表現はたーくさんありますが、それぞれ訳し方に気を付けないといけないですね。こちらのページにGodの関連表現をまとめたので、ご参照ください。

次はこちらです!

Påskekrim
påske「イースター」と krim「ミステリー」からできた合成語。要するに「ノルウェーのイースターではヒュッタと呼ばれるセカンドハウスで休暇を過ごすノルウェー人が多い。そこでミステリー本を読もうとするので、それを当て込んだ出版社がたくさん出版するミステリー本」なんです。全然「要する」じゃな~い。以前、翻訳家のヘレンハルメ美穂さんとスカイプ対談した際にちょこっと触れましたので、ご参照くださいね。こちらから。
どっちにしても的確な訳語は見つからず、補足的な説明になってしまいますね・・・。

積みあがったミステリー本

次は上の2つと関連がある表現です。

God lesning!
godは前述ですが、lesningはlese「読む」の名詞形になります。「読むこと」「読書」でしょうか。「楽しい読書を!」「読書を楽しんでください!」という表現は、それほど一般的ではないですよね。
イースター前、ノルウェーのメディアなどでは、休暇中に読むお勧めの本ガイドが掲載されます。そして、文末にGod lesning!と書いてあるのを見かけます。イースター以外でも、人に本をプレゼントする際に、カードに添えたり、伝えるときにも使います。
翻って日本。本を買った人、あげた人に対して「その本が面白いといいですね」「気に入ってくれるといいのですが」くらいでしょうか。もっと粋な表現があれば、ぜひ教えていただきたいです!

Påskefjellet
Påske「イースター」+fjellet「山」が組み合わさった単語です。ノルウェーのイースターは、山のヒュッタに出かけてスキーを滑るのが理想的。なので「イースター休暇中に出かける山」を意味するのですが、もっとすっきりした訳語があればいいですよね。いずれにしても、ノルウェー的な習慣がわかっていないと全く意味がわからないですよね・・・

スキー+ポースケ=ノルウェー!

ざっとポースケと関連したものを挙げてみました~。UPするのが1週間遅かったなぁ・・・と思いつつこの項了です~。

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