ノルウェー語レッスンでは、生徒さんたちから「どんな辞書がいいですか?」とか「お勧めのテキストは?」と聞かれることがあり、その都度、幾つか紹介をしています。
今回紹介するテキストは、逆に「この本、いいですよ!」と生徒さんから教わったものです。購入して読んでみると「うん、これいいね!」と思ったので、(私のところにお金は入ってきませんが)取り上げてみましょう。
ちなみにその生徒さんは留学先のオスロ大学の先生に勧められたそうで・・・ま、口コミの大切さを感じますね~。
タイトル:Norwegian Grammar Dictionary with Exercises
著者:Cathrine Rysst、Daren Sylvester
出版社:Fagbokforlaget (2013年)
言語:英語
本書では、アルファベット順に単語が1、2ページで紹介されています。最初に登場する単語はAkkurat。
単語の意味が載っているのはもちろん、類語と対義語もあれば並列されているのが親切ですねー。ちなみに類語はpresis, nøyaktig,nettoppだそうです。
そして、Key Construction、Exsamplesでその単語が使われている例文がノルウェー語と英語でピックアップ。さらにNotesとIdiomsまで通常の辞書より見出し語は少ないですが、見やすい形で紹介されています。
sistのイディオムとしては・・・
Takk for sist!
Sist,men ikke minst
Til syvende og sist
皆さん、ご存知のものでしょうか?他に4つのイディオムが載っています。
単語によってはBe careful!と使い方の注意喚起もされていますね。特に相当する英単語との違いについてが説明されているのが、読者にはわかりやすいかと思います。
私もいまだに悩み、また生徒さんも悩まれている問題は「文脈に適した単語を選ぶ」こと。Google翻訳などでノルウェー語の単語を見つけても「おかしい」場合が多々あるのです!
本書から例を引用しますね。英語のmuch、a lot of を意味するmye。
Be cafefulの箇所に間違った使用例として”Jeg liker det mye.”が載っています。英語に直すと”I like it a lot”になりますが、ノルウェー語の正解は”Jeg liker det godt“.と書かれています。
簡単なようで難しいですよね・・・。
ある程度、勉強を始めた人はもちろん、私は「確認」の意味で使いたいですねー。意味を忘れちゃっている、誤解して覚えている・・・あります、あります。
イディオムの確認や生徒さんへのわかりやすい説明を学ぶためにも使える1冊だと思いました。
どこで買いましたか?