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悩ましきもの、汝の名は「名詞の性」

初心者~初級者クラスでは、テキストでPå veiを使っています。
このテキストは内容もさることながら、ウェブ上にある問題がとてもよくできています。
以前から気づいていることなのですが、クラスに関わらず、苦手な問題は似ています。それは「名詞の性」に関わるものです。

3つの性とは

ノルウェー語の名詞は、男性(en)・女性(ei)・中性(et)と三性に分かれているのですが、どの名詞がどの性かを覚えるのが面倒です。
例えば・・・

en gutt 男の子 →男性名詞
ei jente 女の子 →女性名詞

こんな風に「生物学上による区別」は問題ありません。ですが、世の中のほとんどの物は、無生物ですよね。ですから、

en bil 自動車 →男性名詞
ei bok 本 →女性名詞

という区分に「なんで?」と疑問に感じます。ご参考までに、ウェブ上の問題をUPしますね。

名詞の性

名詞の性を答えましょう

他の問題は、すらすらとクリアできる方たちも、この問題には苦戦することが多いです。
ノルウェー語の文法書には「区別の方法」として、こんなことが記載されています。

・語尾が-else, -ning, -sjon, -dom, -hetは男性名詞
・語尾が-eriは中性名詞

他にもいくつかルールはありますが割愛。語尾が-aだったら女性名詞、みたいな単純な区別方法はありません。いいなぁ、●●語は・・・。
とぼやいてばかりでも芸がないので、名詞の性を覚えるためのコツを書いてみますね。

中性名詞に気をつけて!

そうなんですー。中性名詞に気を付けてください。というのも、中性名詞だけ「ルールが違う」ことがたくさんあるんですよ。特に注意が必要なのは、形容詞の変化です。中性名詞にくっつく形容詞は、語尾に-tをつけるのが原則です。

男:en fin dag  「素敵な日」
女:ei fin jente 「素敵な女の子」
中:ei fint hus 「素敵な家」

こんな感じで、中性名詞だけルールが異なるので、名詞の中でも中性名詞を覚えるようにしましょう。残りは男性か女性名詞になりますが、女性名詞は数が少なく、男性名詞として扱っても間違えではないという不思議な文法があるので、ちょっと気分が楽になりませんか?

博物館

名詞がたくさん!

結論としては、たくさんノルウェー語を使うこと。先生がいれば、間違えを直してくれますし、自分で調べて修正もできます。たくさんノルウェー語に触れていると、段々と「この名詞は、男性」とか「中性かも」とカンが働くようになると思います。名詞の性を正しく把握することは、その後の文法に影響をしますので、苦手意識を持たずに地道に覚えていきましょう♪ Stå på!

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