お知らせ

ノルウェー映画『ロスバンド』パンフレット寄稿&字幕監修

こんなに爽やかな気分になれるノルウェー映画って今まであった?と感動した『ロスバンド』が日本でも公開されます!
嬉しいことに字幕監修と本作のパンフレットに「ノルウェー情報」を寄稿しました。パンフレットには監督ロングインタビューや映画/音楽ライターの村尾泰郎さんのレビュー、キャストプロフィールや音楽リストなど充実の内容になっています。ぜひ劇場にお運びの上、パンフレットをお求めくださいませ♪

【ストーリー】
ロック大好きドラム少年のグリムは、親友でギター兼ボーカルのアクセルとともに、小さいころからの夢だったノルウェーのロック大会出場を目指して練習に励む毎日。ギターの腕は超一流のアクセルだったが、歌はとんでもない音痴で、困ったことに本人にはまるで自覚がない。グリムがこっそり音程補正ソフトで修正して、デモ音源をロック大会に送ったら、念願の決勝大会出場のチケットが。
夢がかなったと有頂天のアクセルだが、開催地は遥か北の果ての町・トロムソだし、何よりもバンドメンバーは2人しかいない。急遽ベースのオーディションを開いたらものの、やってきたのは9歳のチェロ少女、ティルダだけだった。
「本物のバンドは車だぜ」とアクセルの主張で、近所に住む自動車工場の跡継ぎ、マッティンをドライバーに誘い、4人でノルウェー縦断のドライブに出かけるが・・・・。果たして4人は無事にトロムソにたどり着いて、ノルウェー・ロック大会で演奏できるのか。

ロスバンド

FILMBIN AS©2018 ALLE RETTIGHETER FORBEHOLDT

【雑感】
青春×音楽×ロードムービーの組み合わせだけでもワクワクするのに、人をトラウマにさせない程度の悩みやトラブルが絡むと最高ですね!(北欧映画はトラウマ映画率高し・・・)
パンフレットにも書きましたが、ちょっとしたセリフにノルウェー人の価値観が垣間見られ、子どもや若者が夢を追うこと、自立への模索をすることに大人たちがどんな態度を示すかが描かれていて興味深かったです。試写会では運よくノル友のアンネさんと一緒に見ることができたのですが、アンネさんが笑うこと、笑うこと!まるでノルウェーで映画を見ている気分になりました。日本よりもお客さんのノリがいいんですよね。当たり前ですが、ノルウェー語を堪能できますし、スウェーデン語も出てきますよ。
他にもツボとしては、マッティンアニキの悪趣味なバン、街道沿いの怪しいKARAOKE屋、クランセカーケで退職をお祝いをしていた警察官のキレ方などなど。美しすぎるノルウェーの景色はそんな人間たちのドタバタを包んでくれます。
コロナでノルウェーへ気軽に渡航できない今。閉塞感を打ち破る映画『ロスバンド』でぜひノルウェー気分に浸りませんか?

ロスバンド

FILMBIN AS©2018 ALLE RETTIGHETER FORBEHOLDT

公式サイト:https://www.culturallife.jp/losbando
2022年2月11日より、新宿シネマカリテ他にて公開!

監督:クリスティアン・ロー 出演:ターゲ・ホグネス、ヤコブ・ディールード、ティリル・マリエ・ホイスタ・バルゲル、ヨナス・ホフ・オフテブロー 他
原題:LOS BANDO/ノルウェー・スウェーデン/2018年/94分/カラー/ノルウェー語・スウェーデン語/シネマスコープ/5.1ch/映倫PG-12
後援:ノルウェー大使館 配給:カルチュアルライフ 宣伝:VALERIA

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