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クリスティアン・ロー監督がやって来た!Part 1

ノルウェー愛され映画の決定版『ロスバンド』のChristian Loクリスティアン・ロー監督が新作のスウェーデン映画『リトル・エッラ』を引っさげて来日しました!配給会社カルチュアルライフさんが「監督の同行通訳をやりませんか?」とお声がけ下さいました。ええーーーー、なんて親切!!ノルウェー人は英語が堪能なので、わざわざノルウェー語通訳を依頼するケースは希少。私にとって映画監督の通訳は実に15年ぶりです。ロー監督の映画ファンであり、このような映画を撮る監督はぜったいに「いい人」に違いないと確信し、喜んでお引き受けしました。ちなみに同社の高橋彩さんは同映画の字幕制作を担当し、来日アテンドのキーパーソンでもあります。

ノルウェー語通訳をする上で最も高いハードルは、ズバリ「方言」。ロー監督のノルウェー語動画がなかなか見つけられず、ノルウェー人の友達がようやく1つの動画をシェアしてくれました。緊張しつつ再生してみると・・・・あ、わかりやすいノルウェー語!とまずは安堵しましたー。

Dag 1. 4月4日

朝。クリスティアン・ロー監督とご対面!Hyggelig!「会えて嬉しいです!」と挨拶。そそくさと配給会社の車でJ-Waveへ。”People’s Roastery“という番組の収録に立ち会いました。インタビュアー氏はスウェーデン渡航歴が豊富、北欧についてよくご存知の方でした。スウェーデンで見た多様性あふれる家族像を例に挙げられ、『リトル・エッラ』愛、北欧愛がひしひしと伝わる質問をして下さいました。監督は穏やかそのものの口調で丁寧に答えます。私は初通訳で緊張し、聞き取れなかった部分がありましたが、アシストをもらって終了。立ち会った宣伝のVALERIAさんから「これから何度も同じ質問を受けますよ」と叱咤するように言われました。

J-wave

クリスティアン・ロー監督@J-Wave

再び車に乗り込み、ノルウェー大使館へ。仮オフィスへの訪問は初めてです。短い表敬訪問かと思いきや、Lunde参事官や広報官の皆さんが温かく出迎えて下さり、活発な意見交換の場になりました。いつもいつもノルウェー大使館の手厚いサポートにTusen tusen takk!

ノルウェー大使館

ノルウェー大使館にて

今回の都内移動は車だったのですが、車中から桜を眺めることができ、監督は「間に合わないかと思ったけどラッキーだったね」と喜びます。
午後、カルチュアルライフに戻ると、なんとカジヒデキさんがいらっしゃるじゃないですか!『リトル・エッラ』でスウェーデンのポップグループWannadiesの”You and Me Song“が幸せソングとして流れますが、カジさんも大好きな曲とのこと。納得です!

監督とカジヒデキさん

ロー監督とカジヒデキさん♡

さらに「ひとシネマ」さんの取材を受けました。インタビュアー氏より「普通、外国の映画監督は通訳ばかり見て話すけど、ロー監督は自分を見て話してくれるのが嬉しい」とコメントをいただき、自分のことのように嬉しくなりました!そう、ノルウェー人はちゃんとみんなに視線を配ってくれるんです!こちらから記事がご覧になれます。
そして、『リトル・エッラ』の字幕監修を担当された速水望先生がお越しくださいました。監督はノルウェー語、速水さんはスウェーデン語で楽しそうにお話されていました。

初日のイベント会場は表参道のヒュバ・マトカさん。『リトル・エッラ』に合わせたスウェーデングッズ、そして『ロスバンド』に合わせてノルウェーグッズがお店に並んでいてテンションUP!

ヒュバ・マトカさんにて

ヒュバ・マトカさんにて

会場には20名のお客様、さらにオンライン配信も行われ、監督とのQ&Aがなごやかな雰囲気でイベントは行われました。ファンの皆さんの静かな熱気を感じます。北欧にゆかりのある会場なので「スウェーデンとノルウェーの比較」について質問がありました。監督は「言葉を含めとても似ている国同士。敢えて違いを言えば、昔、スウェーデンは貴族文化があった一方、ノルウェーは農家や漁師がほとんど。スウェーデンはFikaでシナモンロールを楽しみ、ノルウェーは自然が近くてbrunost”ブラウンチーズ”を楽しむよ。」と答えていました。Q&A終了後はフィンツアーさん主催の「リトル・エッラ日本公開記念ツアー」がプレゼンされました。集合写真撮影後、「北欧ぷちとりっぷが大好きでした!」と声をかけて下さる方がいて嬉しい驚きでした!

カルチュアルライフさんは監督のみならず私まで車で送り届けて下さり、皆さまのホスピタリティに感激しつつ長かった1日目は終わりました!
帰宅して、監督からいただいたプレゼントをしげしげと眺めます・・・この”De tøffeste gutta“「一番タフな男の子たち」のDVD、日本で再生できるかしらん?

監督からのお土産

監督からのお土産

本ブログの『リトル・エッラ』映画レビューはこちらからご覧になれます!ぜひご一読くださいね!
『リトル・エッラ』公式サイト→https://culturallife.co.jp/little-ella/

リトル・エッラ

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