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マイ祭! PART1

5月11日(土)。気持ちのいいお天気になりました。
今までノルウェー人とその家族だけで祝われてきたノルウェーのナショナルデー, 17.mai(syttende mai)。初めて一般の人も参加できる”マイ祭”の開催です!
会場の自由学園明日館に到着。果たして人は来るのか?運営は大丈夫なのか?たくさんの不安と「何とかなる」という楽観が入り混じった感情でした。
時計の針を3月6日に戻しましょう。

3月6日(水)。小雨交じりのグレーな天気。2日前、病床の父が永眠。ですが、元々予定していたマイ祭の会場である自由学園明日館の見学会に向かいました。
「マイ祭をやります!」ということを日本ノルウェー協会新年会で、Anette(アネッテ)さんから聞いていたので「せっかくだからノルウェー夢ネットも参加してみたい」と決心。夢ネットのgode hjelpere「良きサポーター」であるノルウェー夢ネットの管理人の大久保陽子さん、住川智江子さん(ねんねんさん)、田邉英利子さんに「マイ祭、やってみましょう」とお声がけして、皆さんはボランティアで参加して下さることになりました。見学会には、協賛企業や組織が集まるだろうと思ったのですが・・・明日館入り口にいたのはAnetteさんと同僚が1人、写真家のノルウェー人、そして私たち4人だけ。内心「ええ??」と驚きましたが、自由学園担当者の方が、会場を案内して下さいました。

自由学園明日館

自由学園明日館

私でも知っている建築家フランク・ロイド・ライト設計の美しい建物が広がっています。レトロでほのかな照明が印象的な講堂と教室。歴史の重みを感じました。芝生が広がる大きな庭も印象的です。Anette曰く「ここの全てを貸し切った」とのこと。見学会に参加したのが、ほぼほぼノルウェー夢ネットだけ。こんなに広い空間をマイ祭で埋めることができるの?期待よりも不安が募ります。

講堂

講堂です

見学会を終えて、Anetteからすでに1年前から会場を予約したこと、なかなか主催者が決まらなかったが在日ノルウェー商工会議所に決まったこと、スポンサー企業やどんな団体や組織が参加するのか、まだたくさんの調整が残っていることなどを聞きました。ノルウェー夢ネットとして参加はしたいけれども出展料は支払うことはできないと伝えましたが、Anetteは「金銭的な負担がない形で参加できるよう調整したい」と理解を示してくれました。「今年は初めてなので”手作り風”になると思います」と本業だけでも忙しいAnetteが言うと、健気さが際立ちました。

ノルウェー夢ネットチームだけの打ち合わせを続けます。どんなプレゼンを用意するか?陽子さんが昨年、ユニークなノルウェー旅行をしたのでその報告会。私がノルウェー人と組んで以前、ノルウェー大使館で行ったような「ノルウェー語にトライ!」の2本立てを3回、教室の中でモニターがあった「タリアセン」を借りましょう、とアイディアを出していきます。こう書くとスムーズに見えますが、私たち全員がAnetteだけが奔走しているマイ祭の運営がどうなるのか疑問と不安だらけでした。私は皆さんを大変なことに付き合わせてしまっている・・・と後悔の念を覚えたほどでした。

すぐに「ノルウェー語にトライ!」のパートナーを『テーマで学ぶノルウェー語』のナレーターを務めて下さったTonje Langaasさんに打診、快諾して下さいました。

Tonjeさん

Tonjeさんととらちゃん

Anetteと連絡を取りつつ、夢ネット内の連絡はSlackを使って、作業を進めていきます。ノルウェーミニZINE以外にノルウェー夢ネットオリジナルポストカードも作りました!写真は陽子さん撮影のもの、ねんねんさんがイラストレーターのソフトを使ってデザインをしてくれました。手元に届いた時は出来栄えに感動~~~。陽子さんが夢ネットのマイ祭告知ページを可愛く作成してくれました。

ポストカードとミニZINE

ポストカードとミニZINE

私は父の没後のあれやこれ、さらにクリスティアン・ロー監督来日通訳の仕事に忙殺、なかなかPPTを作る時間が捻出できませんでした。ただそれよりも「マイ祭全体がどうなっているのか?」が見えないことが気がかりでした・・・公式サイトを見てもスポンサー企業のロゴがあるだけでプログラムが空っぽ状態が長く続きました。「とりあえず5月11日にマイ祭が行わることを伝えよう」と夢ネットのXで投稿を始めました。また夢ネットの告知ページを見せながら各クラスで「ぜひご参加下さいねー」とオンライン越しに呼び込みをし「わーー、楽しそうですね!」と嬉しい反応をもらっていた矢先。とある生徒さんが「Peatixを見たら、有料チケットが必要なんですね」と指摘。え??と凍り付くワタシ。教えていただいたPeatixページを見ると、確かに「マイ祭チケット販売」と書いてあります。ええええーーーー、入場無料じゃなかったの??と動揺しながらレッスンを何とか終わらせて、Slackにて報告。Anetteにも問い合わせると「講堂プログラムは有料で、教室で行うプログラムは無料」と確認できました。ただその時のPeatixページの記載だと「全てが有料」に解釈できると指摘し、修正を依頼。Anette以外にどれだけの実行メンバーがいるのか分かりませんでしたが、日本人スタッフが足りないことは明らかでした。

オスロの17.mai

17.mai i Oslo

4月下旬ころプレスリリースが行われ、Peatixやサイトの中身が埋まり始めました。ようやく「へぇー、こんなプログラムがあるのね!」と発見と驚きの日々。グリーグ協会のコンサートハルダンゲルクラブの各種イベント勅使河原えんさん(元生徒さん)によるローズマリングWSフィンツアーのトークショー翻訳家Anne Lande Petersさん、伊達朱美さん、朝田千恵さんによる朗読会劇団東京座による『人形の家』上演Anneさんと三井マリ子さんのトークショーAnetteと山瀬理桜さんのトークショーリラ・ダーラナやFuglenの出店などなど。バラエティに富んでいてなんでもアリ!共通点は「Norge=ノルウェー」だということ。Dette blir gøy, kansje?!「たぶん面白くなる?!」

ねんねんさんが「5000円の通しチケットを買いました!」と書き込まれ、私も「お布施」のつもりで5000円のチケットを購入。結果、ノルウェー夢ネットチーム全員が5000円のチケット購入という忠誠心ぶりを発揮します。ノルウェー夢ネットブースで『テーマで学ぶノルウェー語』、ねんねんさんのVerdens beste norske vaffel“『世界一のノルウェーワッフル』、さらに私が会員で、田邉さんは編集に携わった『北欧文化協会のあゆみ』を販売することにしましたが、入場者数が全然読めないので、拙著は3冊だけ持って行くことにしました。

販売セット

販売&配布セット

「ノルウェー語にトライ!」のPPTのたたき台を作成、GW中にTonjeさんと打ち合わせ兼練習をしました。PPTに修正を重ねながら「5人くらいしかお客さんいないのかも」と最悪を覚悟します。
Slackにて各自、疑問点や解決策を模索。超多忙なAnetteに何度も問合せをしてしまい、Beklager for mas!「煩わしちゃってごめんね!」と謝りました。どんなに多忙でも辛抱強く対応してくれたAnetteには感謝の気持ちでいっぱいでした。ノルウェー夢ネットチームも「Anette応援!」ムードが高まります。各自、持参する荷物を確認。決戦の場、池袋の自由学園明日館へ向かいます!
(この項つづく)

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